- 2026.03.03
- みなとみらい線、元町中華街駅前を流れる堀川の、河川再生工事の準備工にまもなく着手します。本工事はゴールデンウィーク明けになります。弊社にとりましては初の河川構造物築造を伴う大型工事で、受注先は神奈川県横浜川崎治水事務所様です。
- 2026.03.03
- 神奈川県横浜川崎事務所様より、帷子川の河床整備及び伐採・伐根を伴う河川修繕工事及び例年弊社が受注している河川巡視委託工事の2件を新たに受注しました。
- 2026.03.03
- JR石川町駅に近接する中村川の「仮設構台撤去工事」の竣工検査が終わりました。何度かの入札不調を経て弊社が受注した案件で、当初より難工事が予想されましたが、順調に進捗し、思いのほか早く完成させることができました。
- 2025.12.01
- 神奈川県横浜川崎治水事務所様発注の「令和7年度 河川再生工事 公共(その2) 河川改修工事 県単(その3)合併」を新たに受注しました。 請負金額 が2億円近い大型工事で、弊社としては、横浜市のJVを除けば初の本格的な構造物築造工事となり、画期的な第一歩を踏み出すことになります。
- 2025.09.30
- 神奈川県横浜川崎治水事務所様発注の「令和6年度 河川改修工事(その18)・・・」を受注しました。中村川の仮設工第撤去工事で、「とび・土工・コンクリート」に属し、当社としては初めての工種になります。仮設の撤去とはいえ、不確定要素が多く、なかなか手ごたえのある工事です。
- 2025.08.04
- 神奈川県横須賀土木事務所様から受注し、4月に竣工した「葉山港港湾補修・港湾修築工事」が優良工事として、80点越えの評点をいただきました。品質管理が加点されない浚渫工事としてはとても高い点数です。たいへん名誉なことで有難い限りです。工事に携わった各協力会社様及び社員の頑張りに感謝いたします。
- 2025.05.30
- 建設業許可業種に「とび・土工・コンクリート」が追加されました。これからは土木一式工事とともに、この種の元請工事の受注に尽力する所存です。
- 2025.02.03
- 若手社員が1級土木施工管理技士の試験に合格しました。よく頑張りました。また、今月に同有資格者が1名、入社しました。来年度はもう1名、同資格者の入社が予定されており、これで1級土木の有資格者が7名になります。まだまだ元請の施工管理技術者として機能するまでには至りませんが、今後の努力を大いに期待しております。
- 2025.02.03
- 神奈川県の元請工事を2件、受注しました。いずれも浚渫工事で、1件は横須賀土木事務所様発注の葉山港内における潜水士による人力ポンプ浚渫。もう1件は、横浜川崎治水事務所様発注の侍従川浚渫工事です。他に、葉山に隣接する逗子の田越川浚渫工事を下請として受注しております。また、現在施工中の「相模貯水池浚渫工事」、横浜市から共同企業体として受注した「臨港パーク緑地整備工事」、「石崎川護岸築造工事」なども順調に進捗しております。暫くはかなり忙しくなりますが有難いことです。
- 2024.12.02
- 神奈川県横浜川崎治水事務所様から受注した帷子川分水路トンネル内の堆積状況調査業務委託に関し、栄えある優良工事の所長表彰を受賞しました。深浅測量を伴う業務委託では初めての受賞で、たいへん嬉しく存じます。
- 2024.09.12
- このたび、横浜市港湾局発注の「令和6年度 臨港パーク先端緑地整備工事(その1・海浜工)」を、「たにもと・トモコーポレーション特定建設共同企業体」として施工させていただくことになりました。横浜市からの受注は初めてのことで大変慶ばしいことであります。また、念願だった土木工事の実績も得られますことから、この機会に港湾工事の技術を大いに学び、今後の糧にしてゆく所存です。
- 2024.09.02
- 新造中のバックホウ浚渫船の台船部分が明石と淡路島の造船所にて完成し、先月、東京の造船所に到着しました。今後、およそ1か月半程度をかけて機械設備やハウスの製作、バックホウ本体の設置作業にかかります。完成は10月中旬ごろの予定です。
- 2024.07.01
- 小型密封式土運船TM-62(60㎥積)が完成し、これにて同種船はTM-50,70.61に続き4隻になりました。また、明石の造船所にて新造中だった浚渫船(仮称:友輝号)の船体部分がほぼ完成し、まもなく淡路島に移して仕上げにかかります。その後、東京の造船所にて重機の載せ替えや船室・機械設備の設置を終え、8月下旬~9月初旬頃には進水の運びになります。
- 2024.05.01
- 昨年度、神奈川県横浜川崎治水事務所様より受注した帷子川分水路に関わる「令和4年度河川修繕工事・・・堆砂状況調査業務委託・・・」が優良工事の点数をいただきました。弊社として初めての水路測量業務でしたが、業界でも数少ない海洋測量の資格を有する弊社の技術社員による緻密な成果等が高く評価され、新たな実績となりました。
- 2024.05.01
- かねてから新造中だった小型土運船TM-61が完成し、先月末、横浜港の弊社の係留施設まで曳航しました。追ってTM-62の製作にかかり7月頃には完成の見込みです。これで弊社所有の小型土運船は、TM-50,70,61,62の4隻となり、狭隘都市河川での活躍が大いに期待できます。
- 2024.03.01
- *小型密封式土運船2隻の製作に着手しました。完成は3~4 月の予定です。 *瀬戸内方面の造船所にて、中型バックホウ浚渫船の台船部分の製作に着手しました。関連する主要機械の取り付けは東京の造船所にて行います。完成は7~8月の予定です。
- 2023.11.03
- バックホウ浚渫船1.5㎥級の台船の製作にとりかかりました。船室の環境を充実させるなど、弊社にとりましては大規模な設備投資となります。明石の造船所で製作され、来年4月~5月頃の進水を予定しております。他に小型密封式土運船の新造を発注済みで造船所の空きを待って着工の予定です。
- 2023.11.03
- 藤沢市の境川浚渫工事に着手しました。2年前、想定外のゲリラ豪雨に遭遇し、船団すべてが橋の下流手前まで流されて小型引船など3隻を沈めるという大災害をもたらしました。NHKのニュースになったほどです。たいへんリスキーな仕事ですが、以後、万全の対策を講じて昨年度は無事に完了しました。本年度も気を許さず、緊張感をもった施工を心がける所存です。 、
- 2023.11.03
- 帷子川分水路の測量委託業務が完了しました。同分水路は神奈川県より、緊急災害時における弊社の担当区域に指名されております。楠町公園から大型水中ポンプ数基などの資機材を河川内の台船上に降し、ゲートを締め切って一定の水位になるまで分水路内の排水を行ってトンネル内の深浅測量を実施しました。期間中、集中豪雨に見舞われて危険な瞬間もありましたが、ともあれ無事に終えることができました。
- 2023.08.01
- 帷子川分水路の堆積土砂測量業務委託工事を受注しました。発注者は神奈川県横浜川崎治水事務所様です。測量のみならず、水上・陸上とも種々の工種が伴い、なかなか手ごたえがありそうですが、土木一式工事の実績にもなりますので安全第一に頑張ります。
- 2023.07.17
- 石崎川のしゅんせつ工事が完了しました。予想通り、市街地河川の浚渫工事としては類を見ないほど悪条件下での施工でしたが無事故無災害で終えることができたのは何よりでした。
- 2023.05.08
- 石崎川浚渫工事に着手しました。石崎川は本社事務所に近接して流れ、浅く狭く低い橋の多い典型的な市街地河川です。本河川は弊社が神奈川県横浜川崎治水事務所様より緊急工事指定業社の責任管轄河川として指名を賜っている帷子川水系に属しております。(「石崎川浚渫工事」写真参照)
- 2023.05.01
- 神奈川県企業庁発注の「相模貯水池堆積土砂しゅんせつ工事」を、昨年度の大林組様に引き続いて本年度は熊谷様のもとで施工させていただくことになりました。
- 2023.05.01
- 狭隘な市街地河川用の新造作業船、第一友星丸と第二友星丸が完成し、すでに帷子川水系の河川で稼働中です。今後も都内・県内の特殊な市街地河川浚渫においては大きな戦力として活躍が期待されます。
- 2023.03.09
- 鋼製の超小型引船「第一友星丸」が完成し、逗子の田越川にてデビューしました。さらに今月下旬には兄弟船として「第二友星丸」も完成します。従来の引船では乗り入れできなかった狭隘で浅く、かつ橋桁の低い市街地河川での活躍が期待されます。また、災害等有事の緊急出動の際も地域に貢献できるものと思います。
- 2022.10.05
- 逗子市街地から相模湾に注ぐ田越川のしゅんせつ工事を落札しました。神奈川県横須賀土木事務所様の発注案件です。当社の元請受注としては初めての1億円越えとなります。これまでの田越川しゅんせつとは比較にならないほどの難工事になりますが、弊社独自の有利性とノウハウを生かして安全施工を心がけたいと思います。
- 2022.08.31
- バックホウ浚渫船(1.45㎥)がリニュウアルされました。船体はもとより、ウィンチ、スパッド周りの不具合を全面的に修理・新調しました。これにより、この2年で弊社が所有する大・中・小のバックホウ浚渫船のリニュウアルがすべて完了したことになります。今年度は他に新たな作業船の新造を計画しております。
- 2022.05.25
- 「相模貯水池堆積土砂しゅんせつ工事」が例年通り6月初旬より準備工に着手します。神奈川県企業庁の発注で、今年度は大林組様のもとで施工いたします。
- 2022.05.25
- 侍従川しゅんせつ工事(神奈川県発注の元請工事)が予定通りの工程で進捗し、無事に完了しました。
- 2022.03.23
- 大岡川水系の河川巡視工事を受注しました。河川巡視委託業務としては弊社にとりまして初めてのことになりますので、新たな実績を積み上げることになります。帷子川水系分水路の緊急時対応も弊社の管轄範囲に含まれており、横浜の市街地河川の有事に備えて責任を果たすべく、社員の心構えをいっそう啓蒙してゆく所存です。本工事の発注者は神奈川県横浜川崎治水事務所様です。
- 2022.03.23
- 昨年度に続いて侍従川のしゅんせつ工事を受注しました。八景島に近く、安藤広重の浮世絵にも描かれている風光明媚な平潟湾に注ぐ都市河川です。昨年度は同工事で栄えある県知事賞を受賞しました。今年度は諸事困難な要素が多く苦戦も予想されますが、ほとんど自社船での施工になりますので社員一同総力を結集して無事故無災害を目標に頑張ります。 本工事の発注者は神奈川県横浜川崎治水事務所様です。
- 2022.02.01
- ただいま造船所に上架中のバックホウ浚渫船(0.45㎥)が、今月中旬に大修理を終えてリニューアルされます。市街地の河川浚渫工事で、その美しい船体を披露できる日が待ち遠しい限りです。
- 2021.11.20
- 今年3月に完成した侍従川しゅんせつ工事におきまして、神奈川県知事賞を賜りました。県知事賞をいただくのは一昨年に続いて2度目です。令和元年度に初めて入札に参加し、これまで4件の元請工事を受注しましたが、このうち2件の工事で県知事賞を賜ったことになります。発展途上さなかの会社ではありますが、これからも社員一丸となってこの栄えある名誉に恥じることのない仕事を心掛け、地域社会に貢献できる企業をめざして努力を重ねてゆく所存です。
- 2021.11.20
- かねてより上架中だった引船「裕虹丸」の修理が完了し、見違えるようにリニューアルいたしました。引き続きバックホウ浚渫船(0.45㎥)の船体大修理にかかります。来年は作業船の修理に明け暮れる1年となりそうです。
- 2021.08.12
- 3年前に下北半島の尻屋岬から中古で購入し、年末の雪が舞うしけた海を4日間かけて横浜まで回航した引船「裕虹丸」がまもなく上架され、リニュウアルされることになりました。最北端の荒海で鍛えられた、たいへん頑丈な船です。今後の活躍が大いに期待されます。
- 2021.08.12
- 神奈川県横浜川崎治水事務所様から受注した帷子川分水路の浚渫工事に伴う完成検査が終了しました。カルバート内の潜水士によるポンプ浚渫では真暗闇の中の厳しい苦闘がありましたが、ともあれ無事に終えることができ、講評でもたいへん高い評価をいただきました。
- 2021.07.19
- 1級土木施工管理技士2名が入社し、計5人になりました。今年度の元請工事のさらなる受注が期待できます。
- 2021.06.23
- 朝比奈峠を源流とし、平潟湾に注ぐ侍従川の浚渫工事について、発注者である神奈川県横浜川崎治水事務所様より「工事成績評定通知書」が届きました。83点という高い評価をいただきました。必ずしも満足のいく仕事とは言えませんでしたが、品質管理の伴わない浚渫工事では破格の評点となります。これも社員、協力会社様の頑張りと漁組金沢支所様のご協力の成果であります。これに恥じないよう、今後も精進を重ねてゆく所存です。
- 2021.06.07
- 昨年度に続いて弊社の大型工事、相模貯水池堆積土砂しゅんせつ工事がいよいよ始まります。6月は準備工、浚渫工事が本格的に始まるのは7月初旬になります。例年通り、来年3月の完成を目指します。
- 2021.06.07
- 神奈川県より元請で受注した帷子川分水路の浚渫工事は、ダイバーによるポンプ浚渫が終わり、来週からはいよいよ土砂搬出が始まって本格的な施工に入ります。7月中旬には完成の予定です。
- 2021.06.07
- 境川の浚渫工事が終わり、今週、江の島の片瀬漁港から横浜港へ回航の予定です。干潮時には船底が浅瀬に接触するなどたいへん苦労しましたが、当社が独自に新造した密封式土運船、50㎥積&70㎥積が大活躍しました。
- 2021.05.12
- 中古の小型引船(55PS)を購入しました。県内の狭隘な市街地河川では大いに貢献してくれるものと思います。
- 2021.05.12
- 新造の密封式土運船TM-70(70㎥)が進水し、同じく先月に新台を載せ替えたバックホウ浚渫船(1.45㎥)とともに早速、境川のしゅんせつ工事で活躍しております。
- 2021.04.13
- バックホウ浚渫船(1.45㎥)の新型重機の載せ替えが完了しました。連休明けに湘南地区河川浚渫工事の施工が決まっております。
- 2021.04.13
- 侍従川しゅんせつ工事(神奈川県 元請受注)が完了し、3/29に完成検査が終わりました。 大磯港しゅんせつ工事(神奈川県 宇内建設)及び相模貯水池堆積土砂しゅんせ工事(神奈川県 三井住友建設)が完了し、3/31に完成検査が終わりました。お陰様でいずれの工事も検査官から高い評価を得ることができました。
- 2021.02.08
- 神奈川県横浜治水事務所様発注の帷子川分水路浚渫工事を受注しました。3年連続の施工となります。
- 2021.02.08
- 宇内建設様より受注した大磯港の浚渫工事は、元請さんのご指導と社員の頑張りで予定通りに終わることができました。
- 2020.12.03
- 神奈川県横浜川崎治水事務所様発注の浚渫工事(侍従川)を受注しました。現場状況、工期等々たいへん厳しい仕事ですが社員一同、総力挙げて頑張ります。
- 2020.12.03
- 災害時緊急出動車及び資機材を購入し、有事の際に神奈川県の「緊急指定業者」として最低限の対応ができるよう準備を整えました。引き続き、さらなる充実を図る所存です。
港湾・河川等のしゅんせつ
今月の戯言(たわごと) NO.78
先月号で、2月の妻の他界を契機に“人の死”について深く思い巡らすようになったことを記しました。ここでは死期が間近に迫った妻の不思議な言動を一つ例にあげて、ほんの少しだけこの難しい命題に触れてみたいと思います。
亡くなる2日前の深夜、緩和病棟にて私が見守るなかでの事象。すでに膵臓癌が肺に転移して酸素マスクを装着。呼吸も乱れ、いよいよ重篤な状態に陥っておりました。苦しまずに穏やかな最期を迎えるべく、この日の朝からモルヒネと同じ類のミダゾラムが投与されました。話しかけると微かな声で反応するものの、意識は薄らいで目を開けることも容易でなくなりました。
その妻が突如、がばっと起き上がってベッドに腰かけたのです。自力ではとうてい起きられないはずの妻が眼をパチッと開けて真向いの私にはっきりした口調で云いました。
「もう行くから・・・」
「えっ、どこへ?」
「もう行く、あの世へ・・・、いまから行くからそこどいて」
動転した私はすぐさま看護スタッフを呼び、点滴に鎮静剤を加えてもらいますと、何事もなかったかのように穏やかな寝顔に戻りました。もし私が、その時に“そこ”をどいていたら、三途の川を渡っていたのかもしれません。妻は、私の母を写真でしか知らないのですが、私との出逢いの当初より、ことあるごとに“あなたのお母さんの霊が私に乗り移った”と云っておりました。死期が近いことを悟ってからは、母の写真に涙し“お母さんにまだ呼ばれない”と、頻りと口にしておりましたが、“あの世へ行く”と云った時は、朦朧と薄らぐ意識の中で、冥界の母に呼ばれたのかもしれません。
周囲を美しい花々に彩られた三途の川?・・・。死線をさまよい、川を渡りかけると、川向こうには遠い昔に旅立った先祖たちがいて、“まだ早い、来るな”とか云われ、奇跡的に戻ってきた、なんて話を耳にすることはないですか。私が思うに、人の死に際は誰でも例外なく三途の川を渡るのではないかと。きっと、人の脳の仕組みがそのようにできているのでしょう。しかしながら、ひとたび川を渡ってしまうと、二度とこの世に戻ることはないのです。宇宙飛行士が地球に帰還できるような科学的摂理とは訳が違うのです。亡くなった人が棺の中から生き返った、なんてこともあり得ないのです。もしそのような事例があったなら、それはたまたま偶然が重なり、死んだと思った人が死んでいなかった、というだけのことでしょう。
私が思い悩むのは三途の川を渡ってから先のこと。どう考えても、科学的・物理的根拠から、死後の世界があるとは思えないのです。遺された者は、大切な人の死後の存在があることを信じ、初七日、四十九日、新盆、何回忌と、節目に従って丁重に弔います。母の霊が現れた、枕元で父の声が聞こえた、などというのはその人の意識の中の事象で、亡き人のなせる行いではないと考えますがいかがでしょう。人は死んだら無に帰して何も残らない、と思う方が自然ではないでしょうか。とはいえ、“死後の世界はない”、と軽々に断定してよいものかどうか、そこが悩ましい。
もしもですよ、あの世とやらがあるなら、人類にとってそれ以上のロマンはないですね。こんな面白いことはありませんな。私などは1歳半の時に母と、4歳の時に父といずれも結核で死別するという、傍目にも不幸を絵にかいたように気の毒な境涯でした。今日に至るまで、波乱万丈の日々をどのように生き延びてきたのかって? 語るも涙、聞くも涙。これはまた、別の機会に。
もし黄泉の世界が存在するならば、いずれ女房や事実上まだ見ぬ瞼の母(父の記憶はあり)に逢えるかもしれないのです。石原裕次郎や美空ひばり、昨年逝かれた長嶋茂雄さんにも逢えるかもしれない。そう考えたら死ぬことも、捨てたものじゃありませんな。私の母は30歳で亡くなりましたので、写真には若々しく美しい、ありし日の姿が映っております。そのままの母に逢えるとしたら、と想像するだけでも楽しくなるじゃありませんか。
話は飛びますが、没後の世界を必ずしも否定できない、いにしえの出来事がいくつかあります。古代から中世、時の政権に蠢く陰謀に巻き込まれていずれも非業の死を遂げた、菅原道真(845~903)、平将門(903~940)、崇徳上皇(1119~1164)の祟りは日本三大怨霊とされ、関係者や世の中に恐怖の災いをもたらしたとされております。
現代でも学問の神様として祀られる菅原道真。大宰府に左遷された折に京の都を偲んで詠んだ“東風(こち)吹かば 匂いおこせよ梅の花 あるじなしとて春な忘れそ”の句が有名ですね。左遷の2年後に、失意のなかで亡くなりましたが、その後まもなく道真失脚を図った藤原時平が急死、時の右大臣源光が怪死、醍醐天皇の皇子保明親王も急死。それだけに留まらず、藤原一族の館に落雷。多くの死傷者を目の当たりにして心を病んだ醍醐天皇の病死等々、道真を追いやった関係者は壊滅。いずれも道真の祟りとされたことから、鎮魂のため北野天満宮に天神として祀られたと伝えられております。
次に平将門。官軍に討たれた将門の首は京の七条河原に晒されましたが、どういう理由からか、その首が関東に降り立ったという伝説。千代田区大手町の首塚が有名で、この塚は、東京駅周辺の開発計画に基づく移転計画が持ち上がるたびに関係者が怪死や事故に見舞われたことから、いまもかの地に鎮座したままと聞きます。
そして、鳥羽天皇の第一皇子として生まれた崇徳(すとく)上皇。「保元の乱」で敗北後、讃岐に流されたまま不遇の死を遂げます。その死後は、安元の大火や鹿が谷の動乱などが次々に起こり、不安定な世の中が続いたことから、崇徳上皇の祟りと人々は恐れ、「保元の乱」の古戦場に崇徳院廟が建立されて手厚く葬られたとのこと。
以上に鑑みて、単なる偶然と片づけてしまえばそれまでですが、死者がこの世の人間に何らかの影響を及ぼしているのでは、と思えなくもありません。考えれば考えるほど不可思議で難しい命題でございます。あの世とやらがあるとすれば私などは、天国は無理でも地獄や餓鬼道には堕ちたくありませんので、これからは神仏を畏れ敬う心を大切にし、罪深い日々に明け暮れた自身の行いを戒めてゆきたいと思う次第でございます。もはや遅きに失する、ですかな。
さて仕事の方はと云えば、県から受注した元町中華街駅前の河川再生工事は主要な工種が終わり、進捗は順調といえましょう。一方で同じく県より受注の土木一式工事、帷子川の伐採・伐根、河床整備工事は、時季外れの台風など再三の大雨に祟られて大型土嚢や敷鉄板が流される等々、悪戦苦闘しておりますが、これも河川工事の宿命。来月前半には完了の見込みです。
今期(8月決算)は大型工事の元請受注が数件あったことから完工高としては増収の見込みですが、来期の見通しはまったくの未知数です。当社に関わる公共工事の案件も多くは期待できず、今のところ明るい要素は見当たりません。そんな中、まことに有難いことですが人手不足が騒がれる折、この2年で社員も増えて人件費に伴う固定費はほぼ倍増。日々ぼんやりしてはおられませんぞ。年を追うごとに、よりハイレベルな経営ビジョンを求められます。
今後は、土木関連工事の元請受注を視野に入れつつ、一方で創業当時(平成24年)の原点に返り、当社が得手とする狭隘な市街地河川を主とした下請工事の安定的受注を重点目標に掲げてまいります。それに伴い、将来を見据えた作業船の新造などへの設備投資を停滞させることなく積極的に実施してまいります。8月~9月には2隻の小型土運船が新造され、当社所有の同種作業船は6隻になります。来期には小型浚渫船の新造を計画しており、当社の独自性を生かした作業船団の強化・充実を図ることで、昨今の不透明な時代の波を乗り越えてまいる所存でございます。
それでは、今月はこの辺で。 代表取締役 石原 憲一









